2010年11月19日

腰痛と腎臓


先日腰痛で患者さんが来院しました。
話を聞いてみるとわりと急に痛くなった感じの腰痛みたいで
徐々には良くなっているようですがまだけっこう痛そうです。

個人的には肩こりはわりと原因が限定的な感じがしますが
腰痛は本当に原因の種類が多いと思っています。

体の状態を見てみると背骨の状態はかなり丸い感じで
腰椎(腰の骨)と胸椎(胸の骨)の境目がけっこう固い。

ここは座った状態で体が丸くなるとどうしても出っ張るところで
ほとんどの人がけっこう固くなっているところです。

骨盤もけっこうねじれていたので
このあたりにあたりをつけていざ治療開始

幸いうつ伏せになっても平気であったので
骨盤のねじれと背骨の硬さを調整
その後検査してみるとバランスはいい感じになっています。

さて患者さんに動いてみてもらうことに

まずあっさりと立ち上がれるのかが結構ポイントです
残念ながら立ち上がるときに痛みが結構あるようです。

う〜ん残念、けどまだ諦めずに仰向けでの治療。

腰痛はわりと背骨の状態だけではなく
内臓(腎臓)が関係してくることが結構あります。

腎臓は腰痛の7〜8割に関係する大腰筋の上に存在して
厄介なことにその上を落ちてきたりするからです。
(腎臓は脂肪に支えられているから動きます)

背骨の状態はいいので腎臓の下垂を改善する治療をします。

腰の筋肉を触りながら腎臓を持ち上げてみます
うまくいっていると腰の筋肉が柔らかくなっていくのを
感じることが出来ます。

持ち上げてみるといい感じに緩んできてくれました。
内心ガッツポーズです。

再び患者さんに動いてみてもらうことに
かなり動きやすくなって喜んでくれました。

体は本当にいろんな所でつながっているんだと
改めて実感できました。
内臓の勉強をしておいてよかったと思いました。

gokouhaseyan at 12:08│clip!五香施術院 | 腰痛

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